死ぬほどわかりやすい哲学ブログ

実用できる哲学を死ぬほどわかりやすく紹介します

その他

フランシス・ベーコンとは?【死ぬほどわかりやすく解説】

投稿日:2020年1月11日 更新日:

 

こんにちは、素人哲学者 みるまの(@_mirumano_)です

 

この記事では、フランシス・ベーコンってだれ?
という疑問に死ぬほどわかりやすく答えています。

 

手っ取り早く「フランシス・ベーコン」を
知りたい方にもってこいの記事です。

 

そんな方は項目の一番下に、その項目をさらに深く解説した
記事を貼っていますので、そちらをご覧ください!!

フランシス・ベーコンは画家?哲学者?

 

まず、フランシス・ベーコンが何者なのか?
彼については、そこから解説する必要があります。

 

フランシスベーコンを検索してまず浮かんでくる疑問が
「画家なの?哲学者なの?」
「画家で哲学者なの?」
という部分だと思います。

 

結論から言うと
「画家のフランシスベーコン 」と「哲学者のフランシスベーコン 」
は別々の人物です。

 

画家の方のフランシスベーコンはピカソと並ぶ20世紀を代表する画家です。
見たことがある方はわかるかもしれませんが、彼の絵は結構怖いです。

 

化粧を塗りたくら顔が歪んだ肖像画を書かれています。

 

もっと詳しく書いていきたいのですが、
このブログは哲学ブログなので
ここからは哲学者の方のフランシスベーコンを紹介していきます。

 

画家のフランシスベーコン が気になる方は
勝手に自分で調べてみてください笑

 

哲学者フランシスベーコンとは?

 

フランシス・ベーコンは16世紀にイギリスで生まれました。

 

彼は「イギリス経験論の祖」と呼ばれていたのですが、
かなり多才で法律家をしていたり、議員をしていたり、
とにかく色々な分野で活躍していました。

 

彼がどんなことをした人物なのかを一言で説明したいのですが、
かなり幅が広くて難しい…。
それぐらいすごい哲学者です。

 

フランシスベーコンの死因は実験のせい?

 

フランシスベーコン の多才ぶりは先ほども紹介しましましたが、
自分自身で研究とかもしていたみたいです。

 

彼がしていた研究内容は
「鶏肉をどうやって長期保存するか」
で、鶏肉の中に雪を入れれば保存できるんじゃないか?
という実験とかをしてたみたいです。

 

そして彼の死因はその実験中に寒すぎて肺炎になったこと。
防寒が足りていなかったのかもしれません。

 

「イギリス経験論の祖」っていうかっこいいあだ名を持った人が
寒さが原因で死んでいるんですね。

 

 

ただ冷凍保存技術の発端を作ったのは、
フランシス・ベーコンといって良いかもしれません。

 

ざっくりフランシスベーコンの人物像を理解していただけたと思いますので、
ここからは哲学者としてのフランシスベーコンの功績を紹介していきます。

フランシス・ベーコンはイドラを生み出した

 

フランシスベーコンを紹介する上で必要不可欠なのが、
「イドラ」という哲学用語です。

 

イドラというのは
「正しい知識をとりいれる上で障害となる思い込み」
をさしています。

 

フランシスベーコン は
「知識なんか生まれつき全くない、生きていく上で積み上げていくもの」
と考えていました。

 

これは上でも何度か言いました「経験論」という考え方です。

 

フランシスベーコン は
「どうすればうまく知識を積み上げれるのか?」を考え、
その上で知識の積み上げの妨げになるものを「4つのイドラ」と呼びました。

 

その4つがこちらです。

  1. 種族のイドラ→人間特有の思い込み
  2. 洞窟のイドラ→生きた環境による思い込み
  3. 市場のイドラ→噂による思い込み
  4. 劇場のイドラ→権威による思い込み

 

この4つを自分自身で認識することが、
正しい知識を得る上で大切だ、というのがフランシス・ベーコンの哲学です。

 

この4つのそれぞれをもっと深く知りたい方は
下の記事を読んでみるといいかもしれません。

 

フランシス・ベーコンの名言「知は力なり」とは?

 

そしてもう一つ外せないのが「知は力なり」という
フランシス・ベーコンの名言です。

 

これは直訳すると「知識は力だよ!」っていう意味です。そのままです。
ただ実際のところ、この名言にはもっと深い解釈があります。

 

この名言の本当の意味は
「(観察や実験によって得た)知識こそ力だよ!!」
です。

 

カッコの部分が本当に重要です。
大抵の人はこの部分を知らずに
「知識が多ければ成功する」的な名言と思ってしまっています。

 

イドラもそうなのですが、
この名言も経験論という考え方を元にされています。

 

フランシスベーコン の中では
「知識というのは経験や検証、実験」を通してしか得ることができません。
逆に言えば、経験から得た知識こそが本当の知識なのです。

 

正しい知識が経験から得られるという経験論と、
正しい知識は理性から得られるという合理論。

 

この二つの思想は哲学界でも大きく議論されているジャンルになりますので、
興味がある方は調べてみてください。

 

フランシス・ベーコンとは?まとめ

 

いかがでしょうか?
理解していいただけましたでしょうか?

 

最後に簡単にフランシス・ベーコンの哲学をまとめておきたいと思います。

 

 フランシス・ベーコン
 →画家と哲学者がいるけど哲学者の方は冷凍技術の原点を創り出した

 

以上になります。

-その他

執筆者:


  1. […] 死ぬほどわかりやすい哲学ブログ2020.01.11フランシス・ベーコンの哲学のエッセンスまとめhttps://uteimatsu.com/francis-bacon/ こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です この記事 […]

  2. […] 死ぬほどわかりやすい哲学ブログ2020.01.11フランシス・ベーコンとは?【死ぬほどわかりやすく解説】https://uteimatsu.com/francis-bacon/ こんにちは、素人哲学者 みるまの(@_mirumano_)です こ […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

唯物史観とは?わかりやすく解説!【起業にも役立つ!?】

こんにちは、みるまのです。このブログでは、ビジネスに実用できる哲学を紹介しています。   今回は「唯物史観」をわかりやすく解説したいと思います!!   また、唯物史観の考え方は起業 …

パノプティコンを利用して部下を成長させる方法

  こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。 今回はパノプティコンに関する2個目の記事となっております。前回の記事では、「パノプティコンとは何?」について掘り下げてい …

エピステーメーとは?【思考の枠組みを理解すれば説得力がつく!?】

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です   この記事では「エピステーメー」を紹介します。「エピステーメー」はフーコーという哲学者が作り出した、哲学用語です。 &nbs …

ラング、パロールとは?【例を使って簡単に解説】

こんにちは、ミルマノです。 この記事では、「ラング」と「パロール」という 言葉の意味を解説します。 この言葉は言語学の専門用語です。 言語学って聞くと 「なんか難しそうだな」 と感じるかもしれません。 …

孫子の兵法とは?【死ぬほどわかりやすくまとめ】

  こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。   この記事では孫子の兵法という本がどんな本なのかを死ぬほどわかりやすくまとめています。   Contents1 孫子の兵法とは? …