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心身二元論とは?わかりやすく解説【メンタルが弱い人必見】

投稿日:2019年8月25日 更新日:

 

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。

 

この記事では、「心身二元論」という哲学用語を
わかりやすく解説していきたいと思います。

 

この言葉は単なる哲学用語なのですが、
実用できるようになると、メンタルも強くなりますので、
ぜひ哲学に興味がない方もご覧ください!!

 

 

心身二元論の意味とは?

 

「心身」は漢字の通り「精神」と「身体」です。

 

そして「二元論」という言葉は、
「対立する2要素をもとにその範囲を捉える立場」を意味します。

 

意味がわからないと思うので、
簡単に例を紹介しておきたいと思います。

 

心身二元論の例

 

あなたの周りに
物事の白黒をはっきりさせなければすまない人はいないでしょうか?

 

悪いことは悪いし、善いことは善い!
グレーゾーンなんてない!!

 

このように全ての物事を二つに割り切ってしまう考え方のことを
二元論と言います。

 

「善と悪」「好きと嫌い」などこの世の中には、
正反対の意味を指す言葉がいっぱいありますよね。

 

精神と体を別々のもの・ぶった切って捉える考え方を
心身二元論と言います。


心身二元論の起源はプラトン

 

「心身二元論」とは、
「精神と身体は完全に別物である」
という考え方でした。

 

この考え方の起源とされているのがプラトンという哲学者です。

 

プラトンは

人間は死後、体から魂(精神)は抜けていく。
体は腐食して亡くなるが、魂永遠に不滅である

と考えていました。

 

精神と体を完全に別物として考えていますよね。

 

プラトン自身はこのような考え方を心身二元論として
捉えていたわけではありませんが、
現代の解釈としてプラトンが心身二元論の発端だとされています。

 

 

心身二元論の代表哲学者はデカルト

 

一番古い心身二元論はプラトンが作りました。
そして、心身二元論を確立させてのがデカルト、という哲学者です。

 

デカルトは「近代哲学の父」と呼ばれる哲学者で
心身二元論の中でも、精神が身体よりも優位にある、
という考え方を提唱しました。

 

つまり体は精神のための箱にすぎないという考え方です。

 

では、なぜデカルトはこのような考え方をしたのでしょうか?
簡単に紹介します。

 

 

デカルト心身二元論

 

まず大前提としてデカルトは「真実とは何か?」
を追求した哲学者です。


そして「真実=疑いようのないもの」
と捉えていました。

 

そして、デカルトはあらゆるものを疑うようになります。
これを「懐疑主義」と言ったりもします。

 

 

この目の前にあるパソコンは本当に存在するのか?
→いや、自分が夢の中にいるなら、このパソコンは存在しない

 

じゃあ、自分の肉体は?
→それも、さっきと一緒。夢なら存在しない。

 

こんな感じです。

全てを夢だと疑えば、
疑えないもの(真実)なんてあるわけないじゃん
って思った方もいるかもしれません。

 

しかし、デカルトはこの状況から確固たる答えを見つけ出します。

 

「いや待てよ、
 こんな風に疑っているという思考だけは、
 疑うことができなくないか?」

 

疑っている思考こそ疑えない真実なのです。
そしてその思考を司っているのは「精神」です。

 

ここまで見るとわかると思いますが、
「身体」は疑えてしまいます。

 

水槽に自分の脳みそが入っていて、
映像を見せられている可能性もありますよね。

 

要は思考を司る精神は疑えない。
体は疑えてしまう。ということです。
→体と心は別物

 

いかがでしょうか、
デカルトの心身二元論を理解していただけましたでしょうか。

 

ここからは、そんな心身二元論に対する批判を紹介していきたいと思います。

心身二元論への批判

 

ここまで、精神が身体が完全に分離されているという
心身二元論がどういったものかを紹介してきました。

 

しかし、このような思想には絶対に反対する思想が生まれてきます。

 

それが二元論に対する一元論です。

 

心身二元論と心身一元論

 

心身一元論とは、もちろん「体と心が繋がっている」という思想です。
心身一元論派の批判はこんな感じです。

 

「確実に精神と身体は多少なりとも繋がっているだろ。
 緊張したら涙が出るし、恐怖を感じると涙が出るやん。」
「全部を夢だ!!とか水槽の中の脳みそだ!!
 とかそんな話で納得できるかよ」

 

では、デカルトはこのような批判にどのように対処したでしょうか?
デカルトの答えはこうです。

 

二つは完全に別々で依存し合っていないが、
精神を磨いていくことで、
身体の症状もコントロールできるようになる。

 

つまり、精神が身体を支配している構図を作り出し、
精神と体が完全に独立していることを主張したのです。

 

少し無理やりな論理ですよね。
精神を鍛えればインフルエンザにかからないような
コントロールできるでしょうか?

 

実際この論理に関しては、あまり受け入れられなかったそうです。

 

メンタルを強くする心身二元論的思考

 

あまり受け入れられなかったデカルトの主張ですが、
捉え方次第では、メンタルを強くするのにもってこいです。

 

デカルトは精神を鍛えれば身体もコントロールできるようになる
と考えていました。

 

自分のメンタルが弱っているときに丁度風邪をひいたり、
メンタルが弱っていると痛みに過敏になったりしますよね。

 

逆に言えば、身体が、メンタルが強い人の行動をすれば
精神も強くなるということです。

 

デカルトは身体を支配しているのは精神というように考えました。
つまりメンタルが弱っていても、「行動」を変えるだけのメンタルさへあれば、
それに伴ってメンタルが強くなるということです。

 

例えば、
「大きな声で話す」「背筋を伸ばす」「歩調を早める」
などです。

 

メンタルが弱くても、このように「行動を少し変える」
ということは意外とできそうですよね。

心身二元論まとめ

 

最後に簡単にまとめておきたいと思います。

 

心身二元論
→デカルト「精神最強!!身体は精神が強くなればあやつれるで!!」

 

以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

-○○論&〇〇主義

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