死ぬほどわかりやすい哲学ブログ

実用できる哲学を死ぬほどわかりやすく紹介します

ニーチェ

ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できます

投稿日:2019年4月2日 更新日:

 

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。

 

今回はニーチェのルサンチマンを紹介してみたいと思います
そして、ルサンチマンを知ることで、どうすればビジネスに活かせるかも紹介したいと思います。

 


それではさっそくいってみましょう!!

ルサンチマンとは??


なんぞや?って感じですよね。ルサンチマン=”妬みや嫉み”と思ってもらえればいいと思います。


『あー、妬みや嫉みね、それだけ?』と思ってくれた読者のみなさん。
少々お待ちください!!

 

このルサンチマンっていう哲学用語はニーチェによって作られました。


多分ニーチェっていう名前の哲学者がいることは知ってると思います。



そして、ルサンチマンはニーチェ哲学を知る上で欠かせない哲学用語になっています。


まずはルサンチマンの解説でよく使われる小話を紹介していみたいと思います。


ルサンチマンの例①


死ぬほど善良な農耕民族がおりました。


彼らは死ぬほど優しくて貧しい人がいれば、自分の畑でとれた農作物を与え、怪我で歩けない人を見つけたらおぶってその人を家まで連れて帰り…etc


そんな農耕民族のところに騎馬遊牧民が現れます。彼らは馬術を鍛えており、武術も鍛えており、つまりはマッチョで強いんです。


農耕民族の畑をみて、騎馬遊牧民は村ごと襲います。そして何も抵抗することのできない農耕民族から農作物をかっさらってお家へ帰って行きましたとさ。


さあみなさんは自分が農耕民族だとしたら、騎馬民族に対してどのような感情を抱きますか?


騎馬遊牧民さいてー、まじありえへん


この感情がルサンチマンです。『”妬み嫉み”』じゃないやん。確かにそうです。


この時点ではまだ妬み嫉みが働いているのかは判断できません。


ただニーチェが考えたのは、このような思考回路に行き着くまでにどのようなプロセスがあるのか、ということです。


もし本当に自分が農耕民族だったら、、、


農耕民族は全員善良なので、今までに自分が嫌なことをされた経験がありません。


そのため騎馬遊牧民に対して疑問を持ちます。
なぜこいつらは俺たちの大切な、農作物を無理やりかっさらっていくのだろう?って。


ただその答えを見つけるまでに騎馬民族は全てに農作物を持っていきます。
それでも対抗するすべはありません。


善良な市民の中では格闘技をする必要性がなかったため、闘う、という概念を持ち合わせていませんし、実際に戦っても彼らには勝てないでしょう。
そこで農耕民族はこう思います。

 

俺たちは善良で道徳的で倫理に従って生きているのに、あいつらは邪悪で道徳・倫理的じゃない、

 

だからあいつらに作物をとられたけれど道徳的には正しいのは俺たちだから、あいつらには神の裁きが降るだろう。


このプロセスが完全なる、ルサンチマンです。


一度視点を変えてみましょう。あなたたちは騎馬民族、自分の民族以外にも周りにはたくさんの好戦的な民族がいてそいつらに勝たないと生きていけない。だから鍛えてマッチョになったし、馬術もできます。


さぁ勝者はどっち?強者はどっち?


どう考えても騎馬遊牧民ですよね。ニーチェが導き出したのは道徳や倫理は敗者や弱者が作り出した、自分を正当化するための道具ための道具だ、という考えです。


農耕民族はマッチョじゃないから騎馬民族に勝てない→でも俺たちはまっとうだから負けたってしょうがない。これがルサンチマンが働いている状態です。


ルサンチマンの例②


他にも簡単な例をあげています。


例えば、よく聞くこのフレーズ、


『お金だけが全てじゃないよ』


こういうこと言う奴はだいたいお金持ちにもなったことがないのに言ってる気がしませんか?この状況をさっきの例に当てはめるとどう考えられるか。


お金を稼ぐ能力を持ってない→お金は汚いものだ(道徳・倫理)→俺はお金以外にも大切なもの色々持ってる。→お金だけが全てじゃない!


ニーチェは弱者や敗者が作り出したこれらの道徳を奴隷道徳と呼びました。それどころか、道徳や倫理は敗者と弱者が作り出したものであると言い切りました。

 

ビジネスで実用できるルサンチマン

 

ここまでルサンチマンがどういうものかを解説してきました。
ここからはルサンチマンをビジネスで実用する方法をご紹介したいと思います!!

 

常識・道徳・倫理を疑え!


とにかくその都度その都度自分の道徳や倫理を疑うことから初めてみましょう。そうすることでこれまで以上に甘い自分が見えてくるかもしてません。


そこまでいけば、ルサンチマン最高な自分から抜け出すにはもう簡単です。


敗者で弱者である自分を受け入れればいい。


俺はあいつより金を稼ぐ能力がない。それでいいんです。
もし本当に自分にとってお金が必要ならばルサンチマンが働いていた頃よりももっと頑張れる自分になっていると思います。


なんなら、こう思ってやりましょう。こいつより稼ぐ力はない、でもこいつより俺は頑張っているんだ、最後に勝つのは俺だ。


それだけであなたの成長はどんどん加速していきます!!!

 

 

今回はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました!!

 

-ニーチェ

執筆者:


  1. […] 実用的な哲学ブログ2019.04.02ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できますhttps://uteimatsu.com/ressentiment/こんにちはみるまのです。このブログでは、ビジネスに実用できる哲学を紹 […]

  2. […] 実用的な哲学ブログ2019.04.02ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できますhttps://uteimatsu.com/ressentiment/こんにちはみるまのです。このブログでは、ビジネスに実用できる哲学を紹 […]

  3. […] ※更に詳しく知りたい方はこちらをどうぞ【ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できます】 […]

  4. […] 死ぬほどわかりやすい哲学ブログ2019.04.02ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できますhttps://uteimatsu.com/ressentiment/ こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。  […]

  5. […] 死ぬほどわかりやすい哲学ブログ2019.04.02ニーチェのルサンチマンを捨てれば圧倒的成長できますhttps://uteimatsu.com/ressentiment/ こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。  […]

  6. けんけん より:

    ルサンチマンから抜け出す具体的な例を出してほしいです。観念的でよくわかりません。また、誤字が多いです。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

奴隷道徳とは?わかりやすく解説【優秀な人がやらないコト】

  こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です   この記事では、「奴隷道徳」とは何か?をわかりやすく解説します。   奴隷道徳は哲学者であるニーチェが作り出した、哲学用語です。 …

「力への意志」とは?【死ぬほどわかりやすく解説】

  こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です   この記事では「力への意志」という言葉について死ぬほどわかりやすく紹介しています。   かなりかっこいい思想なので、ぜひご覧くださ …

ニーチェ思想のエッセンスを死ぬほどわかりやすく解説

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です この記事では、ニーチェの思想のエッセンスを 死ぬほどわかりやすく紹介します。 最近哲学に興味を持ち出した!! ニーチェってよく聞くけどど …

ツァラトゥストラかく語りき からわかるニーチェの思想

こんにちは、素人哲学者 みるまの (@_mirumano_)です。 この記事では「ツァラトゥストラはかく語りき」って何?という疑問に死ぬほどわやすく答えていきたいと思います。 ニーチェという哲学者を知 …

超人思想とは?【現代の僕たちに必要な思想】

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。 この記事では「超人思想って何?」 という疑問にお答えいたします。 超人思想はニーチェという哲学者が生み出した思想で、 割と現代の自分達 …