こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。
今回は「メンタルを強くする哲学的思考方法3選」です。
ビジネスで一番大事なのは、まずは自分のマインドをコントロールできるようになることが大事です。
- いつもメンタルが弱くて仕事で失敗してします!!
- 人の目ばかり気にして、自分の実力を発揮できない!!
そんな方にオススメの記事になっています!!
それではさっそくご覧ください!!
Contents
そもそもメンタルを強くするとはどういうこと?
まず、この記事を見られているということは
自分のメンタルが弱いと感じている方だと思います。
そんな方にまずお伝えしたいのが
「メンタルが弱い人の方が最高です!!」
ということです
というのも先天的にメンタルが強い人ってのは、
割と何も感じないバカが多いです。
このような人達は鈍感なだけ、
つまり外部からの刺激を受けにくいだけなんです。
細やかな感情を持つこともできないし、相手から感じることもできない。
じゃあメンタルが弱い人は?外部からの刺激に対して敏感。
小さなことに気がめいってしまうほど繊細なんです。
じゃあどうすればいいの?
先天的なメンタルの強さは鈍感さだから鈍感になればいいの?
それはもったいないです笑。
せっかくあなたは繊細な感覚を持っているのに、
わざわざ鈍感になる必要はありません。
メンタルを強くする=メンタルをコントロールできるようになる
自分の弱さを知ってるからこそ強くなれるってやつです。
弱い自分を受け入れることで自分の状況を客観的に見れる。
この状況に自分を持ってくることができれば繊細な感覚を持ちながらも、
大胆な行動ができます。
これって結構すごいことですよね。喧嘩ばかりしているヤンキーなのに家でピアノを弾くのが趣味、そんな感じです。
これから自分のメンタルをコントロールする上で役立つ哲学的思考を3つ紹介します。
メンタルを強くする方法①-弁証法
これはもともとどうすれば人間は真理にたどり着けるのか?
っていう問題に色々な哲学者が取り組んでいた時
ヘーゲルが思いついた方法です。
結論から言うと弁証法はこう言うものです。
主張Aがあります。それに反する主張Bがあります。ふたつの主張を戦わせた結果両方の主張を汲み取った、また両方の主張も否定しない新しい主張Cが生まれました。
これがヘーゲルの弁証法です。
多分これだけじゃわかりにくいのですよね。
具体例を出してみます。
弁証法の例
Aさん:これはどう見たって”円”だよ!
Bさん:いやどう見ても”長方形”でしょ!
二人はまずお互いを否定して戦います。その過程で二人は気づきます。
Aさん:お前なんでそんなとこから喋ってんの?2階で議論しようや
Bさん:おけおけ、そっち行くわ……えっ!!円やん
Aさん:いや、だから円やってゆうてるやん
Bさん:1階こいや、長方形やから
Aさん:ほんまや!
これが弁証法です笑
つまりAさんとBさんは三次元の物体を二次元でしかとらえてなかった。
しかし意見を戦わせて三次元で捉えることができた結果、
これが円錐だと理解することができたのです。
つまりヘーゲルが考えてのは、
このプロセスをなんども繰り返すことで人間は真理に近くことができるということ。
弁証法を使ってメンタルを強くする思考方法
今あなたが抱えているストレスやら、悩みっていうのは、
AさんとBさんが戦っている状態と考えてみましょう。
ただその戦い、議論を超えた先に真理が持っているよ、という風に考えてみると常に前向きになれそうじゃないですか?
苦しい経験をしたけど終わってみればいい経験だった、なんてことはよくありますよね。
これは弁証法が働いている証拠です!!
メンタルを強くする方法②-認知的不協和理論
これは簡単に説明すると、意識によって行動が決まるのではなく、
行動によって意識が決まっていくという考え方です。
これをレオンフェスティンガーと言う哲学者は実験によって証明しました。
AとB、グループにつまらない単純作業をしてもらいます。ただしAには報酬を与え、Bには無報酬でやってもらいます。
その後、その作業は楽しかったのか?というアンケートを各グループに実施します。
このアンケートの結果として、無報酬で作業したBグループの方が”楽しい”と答える割合がAよりも高くなるんですね。
ここでレオンフェスティンガーは認知的不協和を発見します。
なぜこうなったのか、AとBの心理の動きを考えてみましょう。
A:つまらない仕事だな→報酬がもらえた!→報酬のためにあんなにつまらない作業をやりました。
B:つまらない仕事だな→何ももらえないのに何をやっていたんだろう?
だいたいこんな感じでしょう。
この時、重要なのは、Aが自身の行動に対する明確な理由を持った状態であるということです。
しかしBは?
つまらない作業をした理由に対して明確な理由がありません。
人間はこのような真理状態に陥ると、
理由を都合のいい様に作ってしますのです。
つまり「無報酬だけどこの作業は楽しいからやっていたんだよ」という真理状態を後付けで作り出してしまうのです。
人間は”行動”の合理的な理由を無意識的に必要としていて、
もしそれがない場合には意識を捻じ曲げてしまう、というのが不協和理論です。
「理不尽な上司に振り回されてるうちに好きになってしまった」というのも認知的不協和が働いているいい例だと思います。
不協和理論を使ってメンタルを強くする思考方法
行動が意識を支配するということを理解してくれたらそれで十分です。
そこからメンタルを強くするにはどうすればいいのか?
を考えるとシンプルな答えが出てくることがわかります。
メンタルが強い人の行動をすればいいのです。
この人メンタル強いな。。。
と思ったらその行動を真似してみましょう。
もしくはメンタル弱いからそんなことできない、と思ったその瞬間にとりあえず実行してみましょう。
あなたはメンタルが弱いにも関わらず強い人の行動をするわけです。そうするとあなたの心理状態は矛盾を抱えることになります。
いつもはメンタル弱い。。。
→こんなこといつもできないのになぜ?
→私はメンタルが強かったんだ。
一種の自己洗脳ですがこれができる様になると、あなたはどんどんメンタルをコントロールするのが上手になっていきます。
メンタルを強くする方法③-他者論
他者論とは現代哲学の分野の1つであり
その中で代表的な哲学者がレヴィナスです。
”他者”と聞くと”他人”のことをイメージしてしまうかもしれません。
しかしレヴィナスのいう”他者”は
「自分の思い通りならないもの」も意味しています。
つまり自分の意見に口出しをしてくる人物も他者ですし、
その人物が持つ思想自体も他者と考えることができます。
レヴィナスはこの他者がいなければ自身は独りぼっちであると考えました。
他者のいない世界を想像してみればわかりやすいと思います。
他者=”自分の思い通りにならないもの”なので、
他者がいない世界とはなんでも自分の思い通りの世界です。
例えばお金も満ち足りていて、働くてもよくて、周りの人間は全く自分と同じ考えを持っている世界を手に入れたとしましょう。
魅力的ですが、これを死ぬまで続けるとなると張り合いがないですよね。
つまり他者があるからこそ自分は葛藤しながらも生きることができるし、その葛藤と戦いながら成長していくわけです。
他者論を使ってメンタルを強くする思考方法
今回は他者=あなたの”ストレス”と考えてみれば良いでしょう。
そのストレスはあなたを苦しめるものですし、
ない方がいい様に思えるかもしれません。
しかし全くストレスがないことは
逆にあなたを独りぼっちにするということも想像できると思います。
ストレスがない=なんの張り合いもない、という考え方もできますよね。
メンタルが弱い人はストレスをなくすことよりも、
そもそもストレスが悪いものじゃないという事を理解しましょう。
そしてストレスと向き合う、
もしくはストレスを受け入れることで張り合いが生まれ
メンタルのコントロールも上手になります。
哲学思考方法でメンタルを強くする方法まとめ
いかがだったでしょうか?
最後にもう一度今回紹介した3つの方法を下にまとめておきます!
- 弁証法
- 認知的不協和理論
- 他者論
あなたにとってしっくりくるものがありましたでしょうか?
哲学は個人の主張でしかないので
自分にしっくりくるものがなければ無理に受け入れる必要はありません。
でももし共感できるものがあったらそれはあなたにとってツールになり得るものですし、そうなってくれれば僕は嬉しいです。
では、今回hここまでにします。
最後までご覧いただきありごとうございました!!
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