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二律背反とは?【例を使ってわかりやすく解説】

投稿日:2019年10月20日 更新日:

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です


この記事では「二律背反とは何?」
という疑問にお答えします。

 

わかりやすく例を使って解説しますので、
ぜひご覧ください!!

 

二律背反の意味とは?

 

二律背反とは
「相反する2つの主張が同時に成り立つか、
 あるいはどちらも成立せず、決着がつかない状態」
のことです。

 

多分これだけだとイメージがつきにくいと思いますので、
ここから例を使ってわかりやすく解説していきたいと思います。

 

二律背反をわかりやすく解説

 

もう一度書いておくのですが、二律背反とは
「相反する2つの主張が同時に成り立つか、
 あるいはどちらも成立せず、決着がつかない状態」
でした。

 

つまりまずは相反(対立)する2つの主張が必要です。

 

最初に、一般的(二律背反ではない)な2つの主張を比べるとどうなるか?
を紹介します。

 

例えば
主張①:1+1=2である
主張②:1+1=2ではない

 

この2つの主張は相反していますよね。
じゃあ、正しい主張はどっちで、間違っている主張はどちらでしょうか?

 

もちろん正しいのは主張①で間違っているの主張②になります。

 

このように相反する主張はどちらかが正しくて、
どちらかが間違っている状態になります。

 

まぁ当然といえば当然ですよね。

 

しかし、二律背反の主張を比べるとこのようにはなりません。

 

二律背反の例

 

例えばこちらの主張を見てください。

 

主張①:宇宙には、始まりがあるため、宇宙は有限である
主張②:宇宙には、始まりがないため、宇宙は無限である

 

この2つの主張は相反(対立)していますよね。

 

ここから2つの主張を見ていきたいのですが、
前提として、知っておいて欲しいことがあります。

 

それは「始まり」が存在するということは
つまり「有限」を意味するということ。

 

なぜなら始まる前に、始める頃はできないですよね。

 

逆に「始まり」が存在しないといことは、
「無限」を意味するということ、です。

 

なぜなら始まりがないのに終わることもできませんよね。

 

ここを理解してもらって、次の解説を見れば納得しやすいと思います!!

 

ではまずは、主張①です。

 

宇宙に始まりがあるということは、
宇宙が始まる前に宇宙を創り出す何かが存在しなければなりません。

 

なぜなら、何もない状態から何かが存在するというのはありえません。
これがわからない人は「質量保存の法則」でググってみてください!!

 

では、宇宙を創り出す何かになれるものとはなんでしょうか?

 

宇宙を創り出すことができるのは、宇宙しかありません。
だって、リンゴを作り出せるのはリンゴだけですよね。

 

つまりは、「宇宙の始まり」以前にも
宇宙があったということになります。

 

じゃあ、その宇宙を作り出せるのは?
→宇宙
じゃあその宇宙を作り出しのは?
→宇宙……………………………………

 

つまり、無限に宇宙が続くことになります。

 

主張①は宇宙が有限だと言っているのに、それを証明しようとすると
宇宙が無限だという解釈になってしまうのです。

 

まず主張①は成立しないことがわかりました。

 

では続いて主張②です。

 

宇宙が無限であるということは、始まりがない。
つまり、終わりもない。

 

この「終わりがない」という部分に注目してみます。

 

今僕たちが生きている現在のこの一瞬を切り取ると、
その時点で時間軸としは、完結してしまってますよね。

 

つまり現在を切り取ると、「終わり」ができてしまうのです。

 

主張②も宇宙が無限なのを証明しようとすると有限になってしまいます。
つまりこの主張も成立しません。

 

このことから
最初に紹介した主張は
「相反しているのに、どちらも成立しない」
二律背反になります。

 

二律背反の原因

 

ではなぜこのような状況が起こってしまうのでしょうか?

 

この二律背反が起こる原因を追求したのが、
カントという哲学者です。

 

二律背反に対するカントの答え

 

ここからはカントが考え出した二律背反の原因をざっくり紹介します!!

 

カントはまずは有限だと証明できるものを考えてみました。

 

例えば目の前にあるパソコン。
このパソコンは大きさが決まっており、
どの程度の長さなのか?またどの地点にあるのか?
を認識できます。

 

じゃあ、海は?
海も僕たちが認識できるわけではありませんが、
現状、地点がわかっていて、計測もされていますよね。

 

じぁあ宇宙は?
宇宙に関しては、現状、僕たちの認識を超えています。
宇宙の場所を教えて、と言われても説明のしようがないですよね。

 

つまり、僕たちは認識を超えたものに関して、
そもそも有限だとか無限だとかを解釈できないんです。

 

カントの答えとしては
「そもそも宇宙に対して、有限無限の問題を語ることができない
 だからこそ、二律背反が起こる」
ということになります。

 

二律背反のまとめ

 

二律背反とは
「相反する2つの主張が同時に成り立つか、
 あるいはどちらも成立せず、決着がつかない状態」
でした。

 

そして、二律背反の原因を見つけ出したのが
カントという哲学者で、
「そもそも二律背反は僕たちが認識できていないものに対して起こる」
ということでした。

 

細かく解説すると、もっと複雑なのですが、
きになる方はカントが書いた『純粋理性批判』を読んでみてください!!

 

では、今回はこれで終わります。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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