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論理力的思考力を鍛える哲学パラドックス5選

投稿日:2019年8月17日 更新日:

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。

今回の記事では論理力的思考力を鍛える哲学パラドックス・思考実験を4つ紹介します!

パラドックスとは直訳すると「矛盾」です。

しかし、ここでいうパラドックスは「正しいように見えて正しくない説」「正しくないように見えるが、正しい説」の2つを示しています。

言葉の意味を聞いてもよくわからないと思うので、実際に5つの問題を解いてみてください!

パラドックスに気づけるでしょうか?

ちなみにこのパラドックス5個全部、メモを使わずに理解できる人はかなりすごい!!

ではいってみましょう!

1.ワニのパラドックス

   

前提条件

あるワニが母親から子供を奪って人質にします。

そして母親に向かって「これから私(ワニ)が何をするかを当てることができたら子供は返してやる、もし間違えたら子供を食べてしまう」と言います。

母親は「あなた(ワニ)は私の子供を食べてしまうでしょう」と答えます。

この問題のパラドックス

1.ワニが子供を食べようとしていた場合

母親の回答は正解
→ワニは子供を返さなければならない
→子供を返す
→母親の最初の回答は不正解だったことになる
→ワニは子供を食べる
→母親の最初の回答が正解になる
→ワニは子供を返さなければならない
…………

↑このように無限ループが続く

2.ワニが子供を食べようとしていなかった場合

母親の回答は不正解
→ワニは子供を食べようとする
→母親の回答が正解になる
→ワニは子供を返さなければならない
→母親の回答は不正解
…………

↑このように無限ループが続く

2.モンティ・ホール問題

前提条件

これは車が入っている扉を選ぶゲームです。

扉は3つありあり、1つの扉の奥には車が、残り2つのドアにはヤギが一匹ずつ入れられている。しかし、どの扉に車が入っているかは分かりません。

あなたは、扉を1つだけ選択することができます。

その後、司会者は残りの2つのドアから、ヤギが入っている扉を1つだけ回答者に教えます。

その上、あなたには、選択した扉を変更する権利が与えられます。

問題

このとき、あなたは自分が選んだ扉を変更すべきか?

この問題の正解

あなたは自分が選んだ扉を変更した方が、車を当てる確率は上がる。

解説

一見、変更しようが変更しまいが、確率は変わらないように思えますよね。

では、まず変更しなかった場合、車を当てる確率を考えてみましょう。

もし、扉3つをA、B、Cとし、あなたがAを選んだ時に、車を当てる確率を考えてみます。

このとき車を選ぶ確率は3分の1ですね。

では、Aを選択し、その後変更した場合の確率を考えてみましょう!

このとき、車を選ぶ確率が3分の2担っているのが分かりますよね!

これがモンティ・ホール問題です。

3.二分法のパラドックス

前提条件

あなたは長い階段の一番上(スタート地点)にいます。
あなたは階段の一番下(ゴール地点)までたどり着きたい。

あなたは階段を降りきるために、まずは階段の半分(二分の一)の地点を目標にして下っていきます。

そして、半分降りたところで、再度残りの階段の半分(二分の一)を目標にして下っていきます。

このようにゴール地点までの半分(二分の一)を目標にして、階段の下までたどり着こうとします。

この問題のパラドックス

一見ゴールにたどり着きそうですが、この条件では一生ゴールできません。
どれだけ「半分(二分の一)」の距離を進んでも、さらに残りの距離を半分にすることになるからです。

4.タイムマシンのパラドックス

前提条件

Aさんは、タイムマシンに乗って自分が生まれる前の過去にいきます。

そして、自分を産む前の両親を殺そうとします。

この問題のパラドックス

両親を殺したら、Aさんは産まれない
→そもそもAさんがタイムマシンに乗るという前提条件が崩れる
→前提条件が崩れたためAさんが産まれる
→タイムマシンに乗って、両親を殺す
→Aさんは産まれないため、前提条件が崩れる
……………………

↑このように無限ループが続く

5.全知全能のパラドックス

前提条件

全知全能の神にある男が「絶対に誰にも持ち上げることができない岩を作ってください」と頼みます。

全知全能の神は絶対持ち上げることができない石を作りました。

この問題のパラドックス

もし絶対に持ち上げることができないのであれば、全知全能の神にも持ち上げることができない。つまり神が全知全能であるという前提条件が崩れる。

もし、その岩を神が持ち上げることができれば、神は誰にも持ち上げることができない岩を作れなかったことになる→前提条件が崩れる。

全知全能などありえないことを示すパラドックス。

これおは中国の故事の「矛盾」と同じパラドックスですね。

まとめ

以上になります。

全てメモなして理解できたでしょうか?
特に2つ目のモンティ・ホール問題は難しかったのではないでしょうか?

このように哲学パラドックスを考えると、論理力的思考力も鍛えることができます。
気になる方がいたら、ネット上にいっぱいあるので、探してみてください!

今回はここまでになります。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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