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フッサールの思想を死ぬほどわかりやすくまとめ

投稿日:2020年3月31日 更新日:

こんにちは、素人哲学者 みるまの(@_mirumano_)です。

この記事ではフッサールという哲学者の思想を
死ぬほどわかりやすく紹介します




フッサールとは現象学の創始者

フッサールは19世紀に活躍した哲学者・数学者です。
もともとは哲学者ではなく数学の方に力を入れていた研究者でした。

ですが、ブレンターノという哲学者に影響を受けて、
25歳ごろから哲学を専門に変更しています。

そしてもともと数学研究家だった
フッサールが哲学の中でも専門的に力を入れたのは、
「現象学」という分野です。

というよりフッサールが哲学を専門としたことによって、
「現象学」という哲学分野が生まれました。

「現象学」というのは、当時の西洋哲学からすると
かなり異質な分野に入ります。

哲学というのは基本的に「真理を求める」学問ですが、
「現象学」は「自分たちはなぜ真理だと感じるのか?」を研究する学問です。

例えば目の前にリンゴがあったとします。

勿論僕たちはリンゴを見たら
「あぁ、目の前にリンゴがあるな」と認識します。

この当たり前の場面の中で、
「どうやってリンゴを認識しているのか?」
という「認識の成り立ち」を考えるのが「現象学」です。

フッサールはハイデガーの師匠

恐らくハイデガーの方がフッサールよりも名前の知名度は高いと思いますが、
ハイデガーとフッサールは師弟関係にありました。

ハイデガーも途中まではフッサールの現象学を受け継いでいたのですが、
『存在と時間』というハイデガーの著書をきっかけに2人の思想は
違う方向に向かっていったそうです。

プラトンの弟子であったアリストテレスも
最終的にはプラトンとは全く違う哲学を展開していますから、
師匠と弟子の考え方が分裂するというのは、
よくあることなのかもしれません。

フッサール代表的著書:『現象学の理念』

『現象学の理念』というのは、フッサールが50歳手前に、
ゲッティンゲン大学という大学で助教授をしていた時の講義をまとめた本です。

この本をきっかけにフッサールの代表的な哲学概念である、
「エポケー」や「現象学的概念」が生まれます。

気になる方にはオススメしたいところですが、
かなり難しいので、哲学初心者にはあまりオススメできません。

なので、次の項目からこの二つの概念を
簡単に紹介していきたいと思います。




フッサール思想の代表的概念

では、ここからはフッサールが「現象学」の創始者として、
作り出した哲学的な概念をまとめていきたいと思います。

今回は2つ紹介するのですが、
この2つを読んでもらえれば、フッサールがどういう哲学者なのかを、
イメージできるようになると思いますので、
ぜひご覧ください。

フッサール思想①:エポケー

エポケーを日本語訳すると「判断停止」という意味になります。

先ほど現象学の解説をした時にリンゴの例を紹介しました。

私たちは目の前にリンゴがあると、
「リンゴが客観的に存在している」と感じます。

フッサールはこの当たり前に違和感を覚えます。

「リンゴが存在しているの感じるのは主観的な感覚だよな。。」
「人間が持っている認識能力のおかげで
 リンゴが存在していると勘違いしている可能性もあるよな。。。」

このことに気づいたフッサールは
「まずは、勝手に客観的だと感じていることを止めることから始めよう!!」
と考えます。

これを「エポケー」といいます。

フッサール思想②:現象学的還元

続いての「現象学的還元」は「エポケー」の次の段階に当たります。

もともとの現象学の目的は
「認識の成り立ちを研究すること」
でした

まずエポケーで自分自身が勝手に「客観的」だと思っていることを止めました。

それでもリンゴは「客観的に」存在しています。
自分だけにリンゴが見えて、他の人に見えないなんてことはないはずです。

そこでフッサールは「知覚の知覚」に注目しました。

例えばリンゴを見ることができる人間の知覚は「視覚」です。
そして「視覚した」と認識する機能が「知覚の知覚」です。

フッサールは人間が「客観的だと感じてしまう人間の意識」の原因が
「知覚の知覚」にあるのではないか?と考えたわけです。

このように「知覚の知覚」に原因を求める態度のことを
「現象学的還元」といいます




フッサール思想のまとめ

いかがでしたでしょうか?
フッサールの思想をなんとなくイメージしてもらえたでしょうか?

では最後に簡単にフッサールの思想をまとめておきたいと思います。

フッサール思想
→現象学の創始者。人間の認識の成り立ちを追求した。

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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