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プラグマティズムでわかる「結果を出す人とださない人の違い」

投稿日:2019年7月1日 更新日:

 

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。

今回の記事では、プラグマティズムという哲学思考を元に
結果を出す人と出さない人の違いについて考えてみたいと思います!

まずは、プラグマティズムの大まかな意味をもう一度
思い出しておきましょう。

プラグマティズムとは、
「理念や、思想よりも行動による結果を重視する思想」
でした。

例としてあげたのは
①意識高い系の読書
②吠える犬
です。

①の例に関して重要なことは、意識が高かろうが結果を出さなければ
何もしていないのと同じだということです。

そして②に関して重要なのは、プラグマティズムにおいては
意図してない部分で、結果が出た場合にもそれは認められる、ということです。

もしこの例についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください!
プラグマティズムとは?わかりやすい例を使って解説

では、ここから結果を出す人と、出せない人の違いを考察していきます。

プラグマティズムでわかる結果を出す人と、出せない人の違い①

まずは「意識高い系の例」から結果を出せる人とはどんな人かを考えてみます。

この例で、結果を残せたのは、
知識が必要になるごとに読書をしていたBさんでした。

一方で、結果を出せなかったのは、
知識ばかりをつけて、実践に移すことができなかったAさんと
そもそも何もしなかったCさんでした。

そもそも何もしなかったCさんが結果を残せなかったのはいうまでもないですが、
AさんとBさんの違いはどこにあるでしょうか?

結果を出せる人は準備をする前に実践をする人

ここに大きな違いがあります。

よく結果を出せない人にありがちなのが、
「時間がないから」
「お金がないから」
「スキルがないから」
この様な言い訳をして、そもそも挑戦していない人です。
(ちなみにこの3つの言い訳は、挑戦していない人が言う3大言い訳です。)

そもそもこの3つが漏れなく揃っていることなんてまずあり得ません。

これを言う人に多いのが挑戦する前に準備を入念にすることです。

例えば英語を話せる様になりたいとします。

そのときのあなたの第一行動は何ですか?

ここで、まず英語の参考書を買う、
という答えてしまった人は要注意です。

英語の参考書を読んでも、英語を話せる様にはなりません。
その一番大きな要因は
自分にとって足りないものが何か
を気づきにくいからことです。

目的は英語を話せる様になることです。
参考書で勉強することは、遠回りです。

英語を話したいなら、まずは英語を話してみなければなりません。
そうすることで、自分には何が足りないかを知ることができます。

この例で英語を話せるようになる人、
つまり結果を残せる人は以下の様な行動をとります。

  • 外国人コミュニティを探す
  • とりあえず短期留学に行ってみる
  • 英会話教室に行く
  • 英語が話せる人に、アドバイスをもらう

この様な行動をできる人はすぐに「話す」実践に移ることができます。
そうすると、参考書を読むよりも自分に必要なものを
実感をもって感じることができます。

そこからが、参考書の出番です。
実感を持って感じた不足に対して、人間の脳は、
「早く覚ねば!」
と言う危機感を持ちます。

その危機感が、記憶力をあげる上で、有利に働きます。

最初から、参考書を買ってしまう人にありがちなのが、
途中で飽きてしまうことです。

この原因は、実践練習ができないので、
自分の成長が感じられないからです。

スポーツでも同じことが言えます。
確かに野球において素振りは大事です。
しかし初めての野球で、素振りから始めると、
すぐに飽きるのは、想像がつくと思います。

参考書をまずはじめに買うのも同じことです。

結果を出したいなら、準備する前に実践することを心がけましょう!

プラグマティズムでわかる結果を出す人と、出せない人の違い②

続いては「吠える犬」の例から考えてみたいと思います。

この例は
「犬のしつけには失敗したものの違うところで思わぬ成果が出た」
ということが重要でした。

「自分の目的とは、違うところで結果が生まれる。」
これは、割とよくあることです。

例えばフェイスブックを作ったマークザッカーバーグですが、
彼はもともと、全員が繋がれるSNSを作ろうとしていたのではありません。

これはかなり有名な話ですが、
彼は学校の女の子に男性陣で投票し、
人気ランキングを作るサイトを作ろうとしたのです。

実際そのサイトを作ることには成功しますが、
倫理的な面から、そのサービスが普及することはありませんでした。

一方で、それがきっかけで、知らない人とも繋がることができる
フェイスブックが誕生しました。

ここまで、大きな話でなくてもこの様な経験はあるはずです。
例えば野球が上手くなるために、ゴリゴリの体育会系に入ったら、
野球では結果が残せなかったけど、就職活動で有利になっただとか。

お金を稼ぐためにバイトに行ったら、
そこでめっちゃタイプな女の子に出会えただとか。

この様な経験は思い出してみると、
意外とたくさんあるはずです。

では予想外の結果を生み出した人がどんな人かを一言で表すと、

とりあえず何かに挑戦した人

であることがわかると思います。

マークザッカーバーグ、体育会系の野球部員、
お金が稼ぎたくてバイトを始めた人

的な要素も含まれますがとりあえず挑戦しているという現実があります。

①の答えと似ているのですが結果を出す人は結局、何かに挑戦をしている人です。
当たり前のことですが、これをできている人はかなり少ないと思います。

起業がしたくて、すぐに挑戦できる人が何人いるでしょうか?
恐らく起業がしたい人口の1パーセントに満たないと思います。

確率論で考えても、1パーセントに入っただけで、
結果を残せる確率は上がりますよね。

挑戦することは、一見無謀に見えますが、
成功の確率をあげる上では、かなり合理的な行動となります。

プラグマティズムでわかる結果の出し方まとめ

どうだったでしょうか?

今回は結果が出せる人と出せない人の違いをまとめてみました。
プラグマティズムの観点から見ると、
その違いは2点でした

①準備をする前に実践をする人
②とりあえず何かに挑戦した人

どちらも結局は同じこと言っていて、
「行動」が大事なのです

ぜひこれを読んだ方には実践してもらって、
さらには結果を出せることを実感してもらいたいです。

では本日はここまでです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!

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