こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です
この記事では演繹法(えんえきほう)がなんなのかを
死ぬほどわかりやすく解説したいと思います。
演繹法はビジネスの観点からも実用できる思考法になります。
出来るだけ、わかりやすく解説しましたので、ぜひご覧ください。
Contents
演繹法とは?わかりやすく
演繹法(えんえきほう)とは
「一般的な前提から新しい結論を導き出す論理的推論の方法」
です。
推論っていうのは、
「わからないことを推(お)し量って論じる」
という意味です。
推理とか推測という言葉に置き換えるとわかりやすいかもです。
言葉での意味を見ても演繹法がどんなものなのかイメージがつかないですよね。
なので、ここからは演繹法の例を紹介したいと思います。
演繹法の例①
1、昆虫には脚が6本ある
2、カブトムシは昆虫である。
ここから推論(推測)できることがあるのですが、
何かわかりますでしょうか?
①昆虫には脚が6本ある
②カブトムシは昆虫である。
→つまり「カブトムシには脚が6本ある。」
です。
これが演繹法そのものです。
最初の①と②が前提で、
その情報を組み合わせて、新しい結果を導き出しているんですね。
では、もう一つ例を見てみましょう。
演繹法の例②
①僕の好きな子の理想のタイプは薄顔でスマートな体型の人だ。
②僕は濃い顔でマッチョ
はい、ここから推論できることはなんでしょうか?
さっきみたいに考えてみてください。
①俺の好きな子の理想のタイプは薄顔でスマートな体型の人だ。
②俺は濃い顔でマッチョ
→僕は好きな子の理想のタイプじゃない
先ほどと同じように前提にある情報を組み合わせて、
新しい情報を組み立てて考える、というのが演繹法です。
最後にもう一つ例を。。
もう理解できたという方は、飛ばしてもらってかまいません。
演繹法の例③※数学問題
最後に数式を使った、演繹法の例を紹介したいと思います。
①A=B
②B=C
→A=C
これは、中学数学で習ったことがあると思いますが、
これも実は「演繹法」の一つです。
ここまで、演繹法の例を3つ紹介してきましたが、
どんなものかイメージすることができたでしょうか?
続いては、演繹法を生み出した哲学者を紹介します。
気になる方だけ読んでいてください!!
演繹法を解いたのはデカルト
この演繹法を提唱したのはデカルトという哲学者です。
デカルトは「近代哲学の祖」「合理主義の祖」という
すごい異名を二つも持っている哲学者です。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
「我思う、故に我あり」
という名言を残したのもデカルトです。
でも哲学者が演繹法を生み出すってなんか意外ですよね。
デカルトは哲学者でもありましたが、数学者という一面も持っています。
もし、哲学者デカルトの思想が気になる方は、
ざっくりとまとめていますので、下の記事をご覧ください。
演繹法と帰納法の違い
演繹法とよく比較されるのが、
「帰納法」です。
演繹法では、明確な推論ができましたが、
帰納法は少し違います。
帰納法のイメージは
「データを集めて、結果を予測する、もしくは、仮定を作り出す。」
です。
例えば、
①彼はアイスクリームが好き
②彼はパンケーキが好き
この二つから推測できることはなんでしょうか?
例えば
「彼は甘いものが好き」とかですかね。
でもアイスクリームとパンケーキが好きだからといって、
甘いものが好き、には直結しませんよね。
単純にこの二つだけが好き、という可能性もあります。
これが演繹法と帰納法の違いです。
演繹法では、確固たる結果が出ますが、
帰納法というのは、そうはいきません。
ただ、誤解しないで欲しいのが、
「帰納法より演繹法がすごい!」
というわけではありません。
帰納法には帰納法に適した使いどころがあります。
演繹法と帰納法と弁証法
あともう一つ演繹法比較されるのが、
「弁証法」という思考法です。
弁証法というのは
「二つの矛盾するものを組み合わせて新しいものを創り出す」
というかっこいい思想です。
演繹法や帰納法もビジネスでは実用的なものとして考えられていますが、
ビジネス業界で知名度が高いとなると、弁証法になります。
「アウフヘーベン」っていう言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
おしゃれなバンドの曲名とかでもあったような気がします。
この「アウフヘーベン」というのも弁証法から生まれた言葉になります。
演繹法まとめ
最後に簡単に演繹法をまとめておきたいと思います。
演繹法
→カブトムシには脚が6本ある
以上になります。
ありがとうございました。
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