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コペルニクス的転回とは?
「コペルニクス的転回」とは、
イマヌエル・カント が使った言葉で、
これまでの常識がひっくり返るレベルの発想の転換
を意味します。
ただし、この言葉には
2つの意味があります。
そもそもコペルニクスって誰?
まず前提として、「コペルニクス」って何か。
ニコラウス・コペルニクス は15世紀の天文学者で、
それまで信じられていた
- 地球が中心(天動説)
ではなく、
- 太陽が中心(地動説)
という全く逆の考えを提唱しました。
世界の見方を180度ひっくり返した人です。
意味①:考え方がひっくり返ること
1つ目の意味はシンプルです。
考え方が180度変わることの例え
例えば、
- 常識が覆る
- 視点が逆転する
こういう時に使います。
これはイメージしやすいですね。
意味②:カントの本当の主張(ここが本質)
ここが一番大事です。
カントが言いたかったのはこれ👇
「世界が人に合わせる」という発想
普通はこう考えますよね👇
- 世界(対象)があって
- 人がそれを認識する
でもカントは逆を言いました👇
人の認識の仕組みが、世界の見え方を決めている
めちゃくちゃ簡単な例
目の前に「リンゴ」があるとします。
私たちは
- 赤い
- 丸い
- 甘い
と認識しますよね。
でもこれって本当に「リンゴそのもの」でしょうか?
例えば、
- 犬や猫は色の見え方が違う
→ 赤とオレンジの区別が曖昧かもしれない
つまり、
同じ対象でも、見る側によって世界は変わる
カントの結論
ここからカントはこう言います👇
私たちが見ている世界は、「そのままの世界」ではない
人間の認識フィルターを通した世界である
つまり、
- 対象 → 認識(普通の考え)
ではなく - 認識 → 対象(カント)
これが
コペルニクス的転回(第2の意味)
です。
パラダイムシフトとの違い
よく似た言葉に「パラダイムシフト」があります。
枠組みそのものが変わること
なので、
- コペルニクス的転回(意味①)とほぼ同じ
と考えてOKです。
カントって何がすごいの?
カントは哲学の「認識論」で革命を起こしました。
当時は
- 理性が大事(合理論)
- 経験が大事(経験論)
で対立していたのですが、
両方を統合した新しい考え方を作りました。
これが評価されている理由です。
まとめ
コペルニクス的転回とは
- 意味①:常識がひっくり返ること
- 意味②:人の認識が世界を形作るという発想(本質)
この言葉の一番重要なポイントはこれ
「世界をそのまま見ている」という前提を疑ったこと