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孫子の兵法|ビジネスの始める前にこの「5要素」を高めよう!

投稿日:2019年7月24日 更新日:

 

こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。

前回の記事では、「孫子の兵法」ってどんな本?
ということについて簡単にまとめました。

この本はスティーブ・ジョブズも影響を受けた本で、
ビジネスの戦略思想について書かれた本でした!

そして本題はここからです!!

ここからは、紀元前に書かれた兵法書とビジネスを結びつけていきます!

今回はその第1弾としてビジネスの準備に必須となる5要素を紹介していきたいと思います。

ではご覧ください!!

第1章 始計 ビジネスを始める前に

孫子の兵法の第1章「始計」ではビジネスを始める前に準備すべきことについてまとめられています。

具体的には

  1. そもそも勝負についての考え方
  2. 自分の実力を高める5要素
  3. 相手の実力を測る7基準

この3つの大枠です。

そして今回はその中でも
「孫子の兵法の勝負勘」と「自分の実力を高める5要素」
についてまとめていきたいと思います!

まずはそもそも勝負とは?という観点から解説していきたいと思います。

孫子の兵法の勝負観

孫子の兵法には最初から最後まで、
「勝てる勝負しかしない」
という観点から勝負を捉えています。

そして、勝負をする時点で勝算がある。
考えずに飛び込んで真っ向勝負を挑んでも勝負に勝つことはできない。

孫子の兵法にはの勝負観はかなり現実主義的な部分があります。
皆さんにはまずこのような勝負観です!という事をご理解してこの記事を読み進めていってもらいたいです!

勝負感を理解したら実際に準備段階に入っていきます。

自分の実力を高める5要素

自分の実力を高める要素として、以下の5要素が挙げられています。

孫子の兵法ではこの5要素(道・天・地・将・法)を「5事」と読んでいます。

1道

道とは「自分の集団を統一」させるものです。

理念や信念と思ってもらえればわかりやすいかもしれません。

この道はその集団に属する人々の中核となるものでなければなりません。

利益を上げること、人の手助けをすること、など様々な信念が「道」になります。

しかし、重要なのは集団が勝負の場に立ったときに、その道を具現化できるか?ということです。

極端な例ですが、ボランティア活動団体のリーダーが道として「利益」を掲げたとします。

想像するまでもなく、この集団はうまく利益を上げることができませんよね。

一方で、この道の掲げ方として成功したのはアメリカの南北戦争の北部です。
この戦争では奴隷制に反対の南部と、奴隷解放を目指す北部の戦いでした。

結果的には北部が勝つのですが、北部の中核となっていたのは奴隷を解放しようという思い・理念です。

この奴隷解放こそが北部の「道」となっていたわけです。

この「道」というはどれだけ正しいか?という基準ではありません。

重要なのは目的を達成する上で、集団としてその道を忘れずにいられるほどのものであるか?ということです。

2天

続いて天です。
この天は「天の時」と考えてもらえればわかりやすいです。

わかりやすくいうと、時代の波に乗ることです。

いつの時代でもそうですが、成り上がる人物は確実に時代の波に乗っています。

今ではヒカキンというユーチューバーを知らない方はいないと思います。
現在、彼は年収数億稼いでるそうですが、彼もれっきとした時代の波に乗った人物です。
もちろんただ単に彼がラッキーだったという話ではありません。

もともと彼はユーチューバーとしての活動をしていたものの、生計を立てることができないため、スーパーで働いていたそうです。

しかし、スマートフォンが流通量するに連れて、
YouTubeが流行ってきます。

そのとき、何本も動画を投稿していたヒカキンさんは、YouTubeの先駆者として、圧倒的な地位を勝ち取ることに成功したのです。

彼が時代の波を予想していたのか、そうでないかはわかりませんが、
YouTubeが流行ったおかげで、成り上がることができた点については間違いありません。

ソフトバンクの創業者である孫正義さんにも同じことが言えます。

彼は高校を中退しています。
高校中退後、海外留学し、藤田田さんという日本のマクドナルドの社長にこのような質問をしたそうです。

「自分はこれから何を学べばいいでしょうか?」

これを聞いた藤田田さんは、「コンピューター」と答えたそうです。

その当時はネットが流通しておりませんでしたが、孫正義さんはここから必死でコンピューターの勉強をします。

そして、ネットが流通したことをきっかけに孫正義さんは世界的実業家に成り上がっています。

この二人の例からもわかりますが、勝負をする上で、タイミングはとても重要で、勝負が始まってからでは遅いのです。

3地

「地」はまさに「地の利」です。

ある場所にコンビニができ、そのコンビニが潰れ新しいコンビニができる。
しかしそのコンビニも早々に潰れてしまう。

このような現象を見たことのある方も多いのではないでしょうか?

簡単なことですが、完全に立地が原因です。

コンビニを立てても人が来ないのであれば売り上げは上がりません。

学生マンション地帯に高級中華料理店を操業しても客は見込めません。

勝負に勝つためには、自分が勝負しようとしている場所がどんな市場なのか?
というマーケットリサーチが必要になってきます。

4将

続いて「将」は将軍をさします。

将軍に必要なのはリーダーシップです。

リーダーシップは集団のトップにたつ人間には絶対に必要なものです。

また、あなたの集団があなた一人では管理できないくらい大きかった場合、現場のリーダーを選び出さなければなりません。

自分自身でもリーダーがどのようにいるべきかを把握しておかなければなりませんし、そのような人間を見つけ出すことのできる目も必要になります。

理想的なリーダーを目指す上で、参考になるのが「君主論」です。
もしリーダーのとして活躍したい方はこちらもご覧ください!

「君主論」から読み解くリーダーの資質②

5法

「法」とは集団のルール・組織・規律などの色々な意味を持ちます。
すごく抽象的な表現ですが、「全てにおける枠組み」と思ってください。

例えば、大企業には必ず人事部や総務部などの全く利益をあげない部署があると思います。

しかし、このような部署がないと会社がうまく回らないことは安易に予想がつくことでしょう。

うまく規律を作って、役割分担ができている集団は実力を100%もしくはそれ以上出せます。
しかしそのような地盤の部分を怠ってしまうと実力を出し切ることができません。

あなたがもし、勝負に勝ちたいのであれば、あなた自身のスキルを磨くことも必要です。
しかし、それと同時に物事をマクロな視点で見て、
どうすればうまく物事が進むのか?そのためにはどのような枠組みが必要か?
これらのことを考える必要があります。

まとめ

本日はビジネスで勝負をする前に必要な5要素についてまとめました。

  1. 道=集団の核となる信念
  2. 天=時代の波
  3. 地=自分が勝負する市場の理解
  4. 将=リーダーシップの素質と人を見る目
  5. 法=全ての枠組み

ビジネスで勝つべくして勝つ勝負をしたいなら、この5要素を高める必要があります。

まずは、現状を整理してこの5要素がどうなっているのかを確かめてみましょう!

では、本日はここまでです。
ここまでご覧いただき有難うございました。

 

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