こんにちは、素人哲学者 ミルマノ(@_mirumano_)です。
今回は人を動かすのが上手い人がしている哲学的思考を紹介します。
リーダーやカリスマ性を持った人間になるには、
人を動かす力、影響を与える力、扇動する力が必要です。本当の意味で人を動かすには何が必要なのでしょうか?
これに対する答えはアリストテレスという「哲学の祖」と言われる人物が
すでに答えを出しています!!
それが「ロゴス・エトス・パトス」です!!
この3つを身につければあなたも高いリーダー性、カリスマ性を持った人間になれることでしょう。
では、さっそくいってみましょう!!
人を動かすのが上手い人がしている哲学的思考①-ロゴス
ロゴスはlogic、つまり論理的であることです。
最近ではロジカルシンキングに関する本が、
多く出版されていることでもわかりますが、
論理的であるというのは人を動かす上で重要な要素です。
例えばあなたがAさんとBさんに経営に関するコンサルタントを頼みました。
二人のコンサルタントの結論としては同じでした。
しかしそこに行き着くまでのプロセスに違いがあります。以下を見てください。
A:御社は、他社に比べて人件費、経費の割合が多いです。基本的に経営が上手くいっている企業は人件費率が30%以下ですが、御社は45%あります。だから経営体質の改善のためにまずは人件費をカットしてください。
B:御社は社員1人に対して月給20万円も払っていますよね。ちょっと高いですね。経営体質改善のためにまずは人件費をカットしてくだい。
あなたならどちらのコンサルタントについていきますか?
どちらも結論は人件費カットです。
それでもAさんのコンサルティングに従いますよね。
このようにそもそも前提として言葉の筋が通っており、
それをうまく伝えるのが、人を動かす上で必要になってきます!!
人を動かすのが上手い人がしている哲学的思考②-エトス
エトスはethic、つまり倫理的であることです。倫理的と聞くと漠然としていてイメージしづらいと思うので以下に意味を載せておきます。
倫理=善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるもの。
つまり倫理的な人であるには、一般的に善いこと、正しいことを言わなければならないということですね。これに関しても、イメージしやすいと思います。
ただ倫理観というのは、人によって違います。
だから、相手の倫理観を見抜いて、
それに自分の主張を合わせることのできる人間が、より人を動かす力を持つ人、ということになるのでしょう。
人を動かすのが上手い人がしている哲学的思考③-パトス
最後の3つ目、パトスは、passion、つまり「熱意」です。
これが難しいのではないでしょうか。
賢い人ほど、この熱意を周りに感じさせるのが苦手です。
これもイメージしてみると分かりやすいと思います。あなたが友達に、悩みを打ち明けたとします。
彼はすごく賢くて、解決方法をロジカルに倫理的にベラベラとあなたに伝えます。
この間、顔は無表情でとにかく言葉を述べるだけだとします。
確かに彼の言っていることは正しいし、彼は有能です。
しかしあなたは彼についていきたいと思うでしょうか?
多くの人はついていきたいと思わないはずです。
あなたがついていきたいと思うのは、あなたに共感した上で強い気持ちで解決方法を伝えてくれる人であるはずです。
以上が人を動かすのに必要な3要素となります。
まとめ
人を動かすのが上手い人がしている哲学的思考
- ロゴス(論理的)
- エトス(倫理的)
- パトス(情熱的)
今リーダーを任されるている人も、これから任されたい人もこの3つを意識すれば、あなたも多くの人を動かせる人間になるでしょう。